東京医科歯科大学は2年生までを千葉県市川市の教養部で過ごすことになっていました。クラスは1学年3クラス。名字のアイウエオ順でカ行くらいまでが、Aクラスでした。医学部80名、歯学部80名で、各クラス医学部半分、歯学部半分で合同授業を行っていました。ですから最初の2年間は医学部の学生ともクラスメートだったのです。
歯学部では卒業後5年おきに同窓会をやっていますし、その合間に教授就任のお祝いとか、何年かに1度は会って情報交換しておりますが、医学部の人達の情報はあまり入ってきませんでした。ましてや外国に行っている人は余計に何をやっているのかわかりません。
今回一人の同級生の消息がわかり、そのポジションに驚きました。
笠原典之君
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)
医学部内科学分子医科薬理学教授
他に
国際癌細胞遺伝子治療学会・会長
UCLA消化器疾患研究所遺伝子導入ベクター・中央施設長
日本では50そこそこで学会の会長になるなんてありえないことです。しかも国際学会の会長だなんて驚きです。きっとすごい論文を書いたのでしょうね。彼は帰国子女でバイリンガルでした。当たり前のように留学したのでしょう。優秀なのは英語だけではなかったようです。気のいい奴というイメージしか残っていませんが。益々のご活躍を期待しております。