ヒトをはじめとする哺乳動物は胎児の間は無菌です。出産時に産道を通る時に感染すると言われていますが、出産直後の赤ちゃんの口の中は無菌に近い状態と考えていいと思います。そこから感染がはじまります。虫歯菌や歯周病菌を赤ちゃんに近づけないためにも、結婚を控えた女性は歯の治療はちゃんと済ませておかなければなりませんし、回りの人も同じです。 妊娠中の女性は麻酔を使うような治療は安定期の4〜7ヶ月以外はなるべくやらない方がいいでしょうし、あまり強い薬は使いたくなく、レントゲンも撮りたくないですから制約があり、なかなか思うようにいかないのが現状です。応急処置で何とか切り抜けて出産後へ。出産後も麻酔を使うような処置は当院では1ヶ月半ほど待ってもらいます。出産後も赤ちゃんを連れて歯医者通いも大変です。そうこうしているうちに赤ちゃんはむし歯菌に感染しちゃいますよ。結婚が決まったら本人は勿論回りの人もまず歯医者と覚えておいて下さい。

昔、東北地方のある地域では赤ちゃんの「お食い初め」の儀式の時に、歯の良いお年寄りが咀嚼したものを食べさせる習慣があったそうです。昔の人に細菌学的な知識があったとは思われませんが、良性の口腔内細菌叢(細菌のグループ)を早い時期に植えつけるという意味では正解であったと思われます。一度できあがった口腔内細菌叢は簡単には壊れないそうですから、悪性のむし歯菌や歯周病菌の侵入を防ぐ役目になったかもしれません。

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診療室の窓際には花を飾っています。前のバス通り右に行けば光の森、左に行けば北バイパスです。右手の道路をまっすぐ進めば熊本市立楠小学校に突き当たります。 

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