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てっぺん野郎 本人も知らなかった石原慎太郎 佐野眞一 講談社 2003 P304
作家で文藝春秋元常任顧問の半藤一利氏が慎太郎とはじめて会ったのは、出版部時代、「亀裂」の単行本を担当したときだった。
「打合せかなにかで、逗子の桜山の家へ行ったとき、私のカミさんが、『慎太郎さんの顔がみたい』というので、一緒についてきたんです。用事をすませて、『すいませんけど、表にオレの女房がいて、あなたの顔をみたいといっているんですが……』というと、『いいよ、そんなもん』といって、気軽に出てきてくれた。いやあこの小説家は実にいい青年だなと思いましたね」
それから間もなく、半藤氏は世話役として、山陰への文芸講演旅行に同行した。
「たしか米子だったと思うが、石原さんの講演のあと、高見順さんが出ていった。ところが舞台裏の楽屋に石原さん目当ての女性ファンが押し寄せて、キャー、キャーいって騒いでる。前日の松江でも、彼の講演が終わると、ダーッと客が減るものだから、次に立つ高見さんはそれでなくても面白くないと思っていた。そこへ慎ちゃん、慎ちゃんという嬌声が楽屋の方から容赦なく聞こえてくるもんだから、高見さんむくれ返っちゃってね(笑)。何とかしろというそぶりで、オレの方ばかり睨むんだ。
ところが、石原さんを楽屋から逃がそうにも、すごい殺到ぶりで、とても逃がせない。仕方なく、裏口から逃がそうと、高見さんが講演している後ろを、彼が舞台下手の方にバーッと突っ切った。それを追って女の子たちが、ダ、ダ、ダ、ダ、ダーッと舞台の上を走ったんだ(笑)。その夜、高見さんの荒れたことといったら……(笑)」
クレバーな慎太郎のことだから、会場に詰めかけた見物客の中には、慎太郎本人でも自分の作品でもなく、裕次郎の兄見たさに集まってきた女たちの嬌声が、相当に入り交じっていたことを、苦い思いで感じ取っていたはずである。
(院長註:山陰への講演旅行ってⅣに載せた高見順さんと石原慎太郎さんの講演旅行と同じ時のことでしょうか?)
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