上が馬鹿だと、トホホ・・・。

週刊朝日2020.1.17P92 対談 桐野夏生×前川喜平

前川 今、国会で答弁している役人を見ていると可哀想になってきます。あからさまなウソをつき続けなければならない状態に置かれていて、痛めつけられた反動で、家の中で威張りたくなって、事件を起こさないといいなと思いますよ。今の官僚は、自己承認欲求という意味では、全く承認されていない。強い権力のもとで、愚かなことだとわかっているのに、明らかなウソを言わされる。こういう構図は、政府だけでなくて、いろんな会社で生じていますよね。

桐野 これだけ政府に対して不信感がある状況ってすごい事態だと思います。役人時代の前川さんの座右の銘は、「面従腹背」だったそうですね。官僚のお仕事はお忙しいと聞いています。

前川 今、国会でウソをつかされている役人のように、馬鹿げたことで忙しいこともあるんですよ。一度ウソをつくと、それをウソで固めるという膨大な作業があります。国会中なんて、ずっとその作業をしていますよ。だから今、官僚を辞める人も増えています。中央省庁にキャリアで入っても、こんなところに長くいたくない、と。

桐野 政治や中央官庁がそんな状況なんですから、日本が悪い方向に向かうのも当然という気がします。

前川 だけど実は、こういう事態は日本だけじゃなくて、世界中で起こっているんじゃないかと思うんです。アメリカなど世界を見渡してみれば、強い力で押さえつけられている人がたくさんいますから。

(院長註:領収書も何もいらない官房機密費というのがあるはずです。かわいあん〇に1億5千万も使わせるなら、飛行機代8万円、二人部屋で何とか、とか聞くと馬鹿じゃないのかと思ってしまいます。初動が肝心だとあれだけ言っているのにトホホ・・・。)

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