受精卵

Newton別冊「iPS細胞」ニュートンプレス、2008

P16

「受精卵」は全種類の細胞になれる「全能細胞」

ただし分裂ごとに全能性を失っていく

 ヒトの一生は「受精卵」にはじまる。卵子と精子が合体して1個になった細胞が受精卵だ。この受精卵こそ、体のどの細胞にもなれる、全能性の細胞である。

 だが、受精卵の全能性は、分裂を重ねるうちに失われてしまう。マウスで実験すると、受精卵が2回分裂して出来た4個の細胞をバラバラにしてもそれぞれが正常な個体になる。だが、もう1回分裂してできた8個をバラバラにすると、もはや正常な個体にはならない。この性質はヒトでもほぼ同じと考えられている。

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