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「かたちのオディッセイ エイドス・モルフェー・リズム」中村雄二郎、岩波書店、1991
P88
《牡牛は、赤い布を広げて見せられただけで狂暴になる。が、哲学者は、色彩のことが話題になるだけで逆上しはじめる。》
これはゲーテが『色彩論』教示篇の序文のなかで或る先達のことばとして引いているものだが、いまふりかえってみると、二つの点で考えさせられるところがあって、私たちのテーマヘのいい手がかりになる。
まず、牡牛に赤い布を拡げて見せるというのは、いうまでもなく闘牛場でのことである。ふつう闘牛では、まず牛が場内に放たれ、マタドールと呼ばれる闘牛士が〈赤い布〉で興奮させる。そこへ騎馬のバッデリレロと呼ばれる闘牛士が現われて、その牛に銛を打ち込む。そのあと再びマタドールが登場して、剣と〈赤い布〉とで痛みに荒れ狂う牛を翻弄し、牛が疲れ果てたところで、牛の首から心臓を剣で突き刺し、牛を打ち倒すということになっている。
ところが、今日では、牛は色盲であり、布の赤さに特別の反応はしないことが確かめられている(西川好夫『色彩心理の話』「色盲」一九七六年、清水弘文堂)。(この色盲という概念も再検討されなければならないが、とにかく牛は赤い色に対する感度が敏感ではないとのことだ。)したがって、布の赤さに興奮するのは人間のほうであって牛ではない。つまり、われわれ人間は、牛の色覚を自分たちの色覚になぞらえて、牛が〈赤い布〉に興奮したものと勝手に思い込んでいたわけであり、いうなれば〈人間中心主義〉の〈誤った確信〉もいいところである。そして、こういうとんでもない思い違いが色について生じていることは、きわめて象徴的である。
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