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「北斎の隠し絵」荒井勉、AA出版、1989、P209
幕府は鎖国を続けている。しかし、先に示したように葛飾北斎はオランダ人との接触があり、外国との交流は歴史の必然と考えていた。数年後には外国人が日本の開国を迫まる。それを佐久間象山との接触で、葛飾北斎は悟った。芸術の世界でも、西洋の手法と交流しなければならない。
葛飾北斎は小布施で、次の芸術活動の方針を決めた。描く分野は、大板絵。描くテーマは、開国予測図。とはいっても、開国予測図は、直接的な表現で描くのは危険である。葛飾北斎は、師匠の得意であった「見立て絵」の手法を、初めて用いることにした。ただし通常の「見立て絵」は「過去」と「現在」までを二重に表現したものであった。が、葛飾北斎は、「過去」と「未来」という新しい二重映しの方法に挑戦した。
フェノロサは、明治時代の日本に二十三年間滞在し、日本の美術を研究した。日本の画家を進化の理論に従って並べ終えた時、一つの結論に達した。
「葛飾北斎は、一人、荒野に立つ予言者であった」
フェノロサは、当時の新説である進化論を支持した人である。そして、日本画という純血種を、外来種から保護し続けた人でもある。浮世絵についてもフェノロサは、日本の池にしか棲まない純血種としてみなしていた。ところが、標本的な分類の中で、葛飾北斎だけは違っていた。淡水の池からはい出て、海の水に向かって歩き出している両棲類のごとき珍種である。そのことに、フェノロサは最後になって気付いた。
西洋の絵が入ってきたために、狩野派の絵は絶滅の危機にあった。その狩野派を、フェノロサは保護した。狩野派のブレーンの中にいたフェノロサは、葛飾北斎の絵を最初は高く評価はしなかった。が、日本美術史の標本が完成した時、葛飾北斎なる人物の生態にフェノロサは、眼をみはった。狩野派は、西洋美術に対して何んの防備もしていなかった。しかし葛飾北斎だけは、西洋美術の上陸を待ち、闘う準備をしていたことを、晩年の絵の中に読みとっていた。
(院長註:フェノロサは狩野派に心酔しており、子供の名前を「カノー」と名付けたそうです。)
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