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受診マナー 週刊文春 病院最前線ガイド2001.11.22 P135

医療内容を十分に理解し納得して治療に臨むには、病院や医師の現実を知って時に譲歩する余裕も必要
〒107−0052東京都港区赤板3- 12−5  ℡03−3584−1475 北村クリ二ック
受診マナー
  人が厄介な病気になった時、よい医療を受けるには何が必要だろう。
  その病気はどこまで治せるのか、最善の診断と治療法は何か、どこに行けば安全・確実に治療が受けられるか、というあたりに集約できるのではないか。そこから医療の質に関する情報開示やインフォームド・コンセント、セカンドオピニオン、そして病院の事故防止対策や感染防止対策に関心が集まるわけだが、よりよい医療を求める患者の思いが、時に診療の妨げになることがある。
  長らく一線の外科医として活躍し、現在がん患者のアフターケア組織の代表で北村クリニックの竹中文良博士は言う。
  「私が外科医として忙しかった昭和四十年〜五十年代の都会では、インフォームド・コンセント等の言葉はなくても医師によっては患者側の考えを汲み取る姿勢はありましたし、患者さんも必要に応じて病院や病気の情報を得ていたと思われます。
  特に難しい病気の診断や手術が必要になった場合、患者さんは複数の病院で診祭を受けて結論を出していました。いったん私の患者になった後に他の病院で診察を受けて他に移る人、逆に他の病院の患者になった後に私の診察を受け、こちらに移る人の数は同程度でした。自分の頭でセカンドオピニオンの必要性を考えで実践していた人の行動はスマートで、診療の妨げになるようなことはなかったと思います」
  様子が変わったのはインフォームド・コンセント等の言葉とともに「患者の権利」ということが頻繁に言われだしてから。大病院でも診療所でも評判のよい外来に殺到しがちだが、一人の医師が診療できる人数には限りがある。その許容量を遥かにこえた外来息者が説明やセカンドオピニオンを求め二十分も粘る例が珍しくはないという。
  患者が自身の病状や治療方針について説明を求めるのは当然であり、有能な医師に不安や疑問がなくなるまで説明を受け、納得したいのば山々。
  また医師の診療報酬は具体的な検査や薬、手術等の量による公定価格から算定され、その実カの差は患者の負担には特に響かないのだから尚更だろう。有能な医師ほど無闇に薬や検査に頼らずにすむため、良心的な病院が経営難という例もしばしば。医療制度と医学教育の欠陥、一部患者の非常識なエゴが優秀な医師を消耗させるという皮肉な状況を生み出している。
良医がすり減る社会の今後
  「しびれの治療に詳しい病院」と、全国紙に紹介されたある整形外科病院の例がある。掲載早々千件近い電話攻勢があり、続いて手紙やメールによる問合わせが続いている。しびれに整形外科が対応するのは手術対象となるごく一部で、その旨も記載されている。だが、再三の電話の上、実際に面談したいと北海道、九州から訪れるケースも。要した時間に見合わぬ僅かの初診料に病院は赤字を重ね、医師達は疲労を深くする。ある病院長はこれを「名医の消耗品化」だと憂える。
  今や夜間救急ならぬ夜の日常外来と化した小児診療における小児科医の過労死や中堅救急医の前線勤務からの離脱、あるいは医師のうつ状態での自殺や夜勤明けの脳卒中は社会問題になっている。この種の話も尽きない。こうした問題の改善、解決は行政や医学界の仕事に違いないが、医療の疲弊・空洞化等で最後に困るのは患者個々人だ。
  そんななか日常診療とは別枠で、十五分一万円の医療相談や五万円のセカンドオピニオン等のメニューを掲げる病院も現れ始めている。弁護士の相談料(三十分五千〜四万円程度)等を参考に、考えてみるべきだろう。
  一般に病院は、がんの場合、診断結果を伝え、治療方針の決定・変更等に際しては予め家族同席の面談時間を設けたりしている。患者教育が治療上有効とされる糖尿病や喘息等については集団学習の場を設けて患者の理解が深まる努力もしている。更にまた病気の解説文書を作成したり、ビデオを用いた集団説明会やインターネットでの情報開示で教育の効率化が図られている。
  「私共も患者さんの批判や要望を診療に取り入れる努力はしているつもりです。まずは現場の状況を想像し、病院や医師の負担が軽くなる工夫を少しでも考えて頂けたら幸いです。詳しい診察を要する人が十分な時間をとれるよう、軽い症状の時は大病院を遠慮し譲り合う余裕も欲しいですし、息者さんと病院、医師との協力関係を育てたいものです」竹中文良博士

よい医療を効率よく受けるには
・ 医師以外、先輩患者等にも相談を
・ 一度の説明で全てを解決しようとせず、優先順位と外来の混雑の程度を勘案して
・ 処方された薬の効果や副作用を、医師に伝える。服用を止めた時はその理由をきちんと
・ 医療費は国民皆の負担、患者もコスト意識をもち、適正配分や節約に関心を
・質問については医療の問題を中心にし、生活センスに関わるような問題は別の人に相談を

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