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  こんなに多くの常勤医がいなくなった。です。
  開業ももっとお金を儲けたいからという理由ではなくなってきているようです。
  過労死しても不思議ではないような過酷な労働環境と、善意の医療行為が憎悪の対象にされ、刑事訴追さえされかねないというストレスから逃れるためだそうです。自分と家族の生活を守るためにそこそこでいいからと中堅の勤務医が開業するそうです。
  上から5番目と6番目は連動しているようです。最初に千葉国保成東病院が24人いたのが、12人になり、救急をやめたら、その隣で救急をやっていた千葉県立東金病院に救急患者が殺到し、あまりのきつさに東金病院のドクターも半分やめてしまったそうです。こういうのをドミノ倒しというそうです。
  1番下の大阪の国立循環器病センターのICUのドクターが辞めたのは医学界に衝撃を与えたそうです。日本の心臓病のフラッグシップとも言われるすごい病院で、日本の心臓移植手術の半数はここで行われるというぐらいのところで、ここで働けるということはドクター達の誇りでもあったそうです。

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  「医療が悲鳴をあげている」という本の45ページにこういう記述がありました。

  「著者は、看護師が燃え尽きた瞬間をみたことがある。淀みなく患者の容態を説明していたのに、突然看護日誌を床にたたきつけ、訳のわからないことを言いながら泣きじゃくり、そのまま看護師をやめたのだ。」
 そこまでやらんでいいでしょう。辞めていく人を誰にも非難出来ないでしょう。
 他にも病院を辞めていくドクターが、眼に涙をいっぱいためて、頭を振りながら、「もうこれ以上やれない」と言って辞めていった話もありました。

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  厚生労働省はドクターの数が少ないという現場の声に、「偏在しているから」という答えをしていたそうです。要するに都会にドクターが多いからということですが、研修医制度が始まって、都会を希望する研修医達の希望がどんどん通るということは、余っているのなら通る訳がない、要するに都会でも足りないんだということがだんだん分かってきました。
 医師が足りないと言う声にとうとう厚生労働省も定員増を認めました。245人だそうです。
 北海道、東北地方に多いということに注目してください。

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 245人増といっても、昭和59年といったら、私が受験していた頃に近いと思うのですが、比べたら655人も医学部の定員を減らしていたのです。この昭和59年がピークだったらしいのです。医学部の定員がすぐに医者の数に直結するわけではありませんが、合格率が同じならほぼ同じになるのでは。
  655名の定員減ということは医学部の定員を100として、医学部6.5校つぶしたのと同じことですから、すごいことだと思います。245人増やしても、当時から4校つぶしたのとおなじです。厚生労働省は医者を増やしたら、医療費が上がるということで、医療費抑制策の一貫として、定員減を目指したようですが、医師会の側にもOECDの平均をクリアした歯科医師が経営難を訴えているのを見て、増やさなくてもいいということをいう人もいるそうです。

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  1県1医大はクリアしたというのに、なぜ北海道、東北地方にドクターが少ないのか、これをみると、わかるかも知れません。今、医学部は入試が非常に難しくなっており、昔から比べると定員が少なくなっているのも原因していることもあるかもしれませんが、不況になると安定志向になり、医学部志向になるとも言われているようです。東北・北海道地方の医学部は東京、神奈川、関西の中高一貫校の卒業生に定員を大きく奪われているようです。秋田大学の2007年の在学生では、秋田県出身者は2割程度だということです。卒業して、県外に出る人もいれば、都会から来て秋田に残る人もいる、結局秋田に残る人は2割ぐらいだということです。

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  田舎だけでない医療危機です。
  昨年末に近くの30病院から受け入れを拒否されて89歳の女性が亡くなったのを受けて富田林市の消防本部が調べたところ、2007年1年間で10病院以上の受け入れ拒否が123件あったということです。それを受けて今度は大阪市が昨年一年間を調べてみたところ、20以上の救急受け入れ拒否が大阪市でも104件あったということです。大体3日に一回は起きているということになります。東京でも似たようなことが起きているということです。

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