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  今日は「医療制度改革への最近の考え方」という題でお話をさせていただきます。まず、私がこの問題に関心を持ったのは昨年の7月、この会で九州大学医学部の医療経営・管理学講座の尾形裕也教授のお話を伺ってからです。何とかこの分野を勉強したいと思いアンテナを張っておりましたところ一冊の本が手に入りました。

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  それがこの本です。「医療政策は選挙で変える」。再分配政策の政治経済学Wとなっています。4巻目です。慶応大学出版会の出版です。昨年7月民主党が大勝した参院選の直前に緊急出版された本です。本の帯に書いてあります。自民党が大勝した「9・11の郵政民営化選挙の際、よもや、与党に投票した医療関係者はいなかったでしょうね。あの時すでに、この国の医療政策がどの方向に向かっていくかということはわかっていたんですけどね。」
  確かに次は医療制度改革だという話は聞こえていました。
  作者の権丈善一さんは慶応大学商学部の教授で1962年福岡県生まれ、福岡高校の出身だそうです。
  与党に投票するなというなら民主党の支持者かと思えば、そうでもなくて、立場は今日の最後の方で明らかになります。

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  権丈善一さんは日本歯科医師会にも呼ばれています。去年の1月号の日本歯科医師会雑誌で柳沢伯男厚生労働大臣と大久保日歯会長と対談しています。とにかくこの本を読んで、目からうろこといいますか、もやもやしていた頭の中がすっきりしました。

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  次に権丈さんの本で推薦されていた、この本を取り寄せました。「医療崩壊、立ち去り型サボタージュとは何か」です。

  本の帯を読みます。

  「現在、日本の医療機関は二つの強い圧力にさらされている。医療費抑制と安全要求である。この二つは相矛盾する。相矛盾する圧力のために、労働環境が悪化し、医師が病院から離れ始めた。現状は、きわめて深刻である。医療機関の外から思われているよりはるかに危機的である。」
  作者の小松秀樹さんは1949年香川県生まれですから、現在58か9歳でしょうか。東大医学部を出て、山梨医科大学の助教授から、現在、虎ノ門病院の泌尿器科部長です。
   この2冊の本を読んだ時点で、これは大変なことが起きようとしているのにまったく気が付いていなかった。皆さんにも一刻も早くお伝えし、考えを共有しなければと、今回自ら志願してこの場に立たせていただきました。
  本を読んでいくと、この本を読むべきとか、参考文献に挙げられているもので、なるべく新しいものを次から次に読んでいって、また並行して本の中の資料はできるだけ裏をとるようにして、インターネットや図書館の資料でできるだけ勉強してまいりました。それなりに成果は上がったと思います。これらの本や文献の考え方を今日は要約してお伝えしたいと思っております。

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