講演会抄録

平成20年5月17日(土)PM3:30〜5:30            九州お茶の水会
「医療制度改革に対しての最近の考え方」
熊本市開業 菊川 明彦
 昨年7月、九州お茶の水会で九州大学医学部医療経営・管理学講座尾形裕也教授の講義をお聞きして以来、医療経済に興味を持ち、個人的に勉強して参りました。勉強を始めてすぐに、それまでそんなに意識していなかった、とんでもない「医療崩壊」が起きようとしているということに気づきました。昨年暮れ頃からマスコミでも度々取り上げられるようになった患者たらい回し、医師不足の問題です。10年ほど前から危ないということは言われていたらしいのですが、小泉内閣の医療制度改革により、一気に表面化したようです。この問題に対して、ここのところ次々にいろいろな本が出版され、それぞれに意見が述べられ、提案がなされています。
 この10ヶ月ほどの間に読んだ医療問題に関する25冊以上の本の中から、それなりに成果が上がり、これはという方向性が見つかりましたので、ご紹介させていただきたいと思います。事態が一刻を争う問題ですので、今回は自ら志願させていただきました。
 最初に英国における医療崩壊を取り上げ、どう対処して、どうなったかをお知らせします。次にアメリカの医療の現実を取り上げ、「民間で出来ることは民間で」の政治の流れの中で、医療に市場原理主義を導入すればどうなるかをお知らせしたいと思います。
  最後に日本の医療崩壊の現状を直視し、なぜそうなったのか原因を考え、解決策を提案するところまでいければいいかなと思っています。
  今回は自分の考えよりも、いろんな医療経済学者や現場の医師の考えをご紹介するような形になります。歯科医療の枠を広げるというよりも医療全体の枠を広げることにより、歯科への還元を期待する考え方になると思います。専門家ではありませんので、力が及びますかどうか心配はありますが、少なくとも私自身はやらないといけないことがはっきりし、頭がすっきりしました。皆さんと考えが共有できればと思います。
 
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