iPS細胞の歯科への応用

  院長の学生時代、歯科の花形はアパタイトセラミックスインプラントでした。固い陶器の表面に骨とくっつきやすいアパタイトをコーティングしたインプラントで注目を浴びていました。ある教授が「我々は人工物の歯根ではなくて、分化した細胞から、未分化の細胞を作り出し、それで本当の歯を作ろうと本気で考えている。」と言うのを聞いて、「そんな神様みたいなこと出来る訳ないでしょう。できたとしても100年先。我々の生きている間は無理。」本気で院長は思ってしまいました。iPS細胞ならできます。20年で出来ました。その間アパタイトセラミックスインプラントはチタンインプラントに代わっていき、クローン羊ドリーの誕生(96年)などがありました。iPS細胞発見の山中教授は院長の4つ年下です。院長も教授の言葉を信じてやればできたかもしれません。教授も夢みたいなことを言い続けないといけませんね。本当に実現する人間がでてくるのですから。

 これから先何年かかるかわかりませんが、患者さんの口から綿棒で口腔粘膜の細胞を取り出し、iPS細胞に変え、歯胚(歯の卵)を作り、歯の抜けた所に植え込む、何年か先に歯が生えてくるというような状況が予想されています。iPS細胞は自分の細胞を利用するので拒絶反応とかも起こらないと言われています。 

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