きっといつか、あんたに返ってくるから

2020お正月.jpgあけましておめでとうございます。令和2年の始まりです。昨年はいろいろお世話になりました。今年もよろしくお願いします。熊本地震から三年八か月。年末に政治評論家鈴木哲夫さんが熊本に来て言われてました。「熊本城とともにライトアップされている2本のクレーンに非常に力強さを感じた。」と。まだまだですが確実に復興は進んでいます。正月番組で鉄道マニアの番組を見て思い出しました。鉄道マニアの同級生の加藤元君と渡辺功君が乗りにきた阿蘇のスイッチバックも今秋には復活予定です。再び大分と鉄道がつながります。昨年被災者になられた方もしんどいでしょうが、決して絶望的にはならないで。きっといつかは日はまた昇ります。熊本から応援しています。

 

2019.12.5.週刊文春P38 たがいのみらい 梅沢冨美男

「困った人がいたら助けてあげなさい。福を与えなさい。きっといつか、あんたに返ってくるから」。

 おふくろが常々言っていた言葉です。

 東日本大震災の後、被災地に支援に行きましてね。「ありがとう」って涙流して言われて、こっちこそ有難いなあと思いました。幼稚園では子どもたちが水を見るだけで泣くんですよ。そこで次は、金魚すくいや焼きそばの道具を積んで行って、縁日をやったんです。水に浮かべたボールを釣らしたりして、水に手を入れられるようになった。

 三回目の時、仮設住宅の前で物資をお渡ししていたら、おじいちゃんが列に横入りして、近くの人に注意されたんですね。それでムッとしたんでしょう、おじいちゃんが、「俺たちは乞食じゃねえんだよ、こんなもの持ってくるんだったら金くれよ」。

 その言葉が、胸に刺さったんです。いいことをしているつもりになっていたところでした。で、おふくろの言葉が思い出されたんです。「十人いて、十個なかったら、もらえなかった人はどんな思いがする?そんなんだったらやるんじゃないよ」。

 人を助けるとか、物を差し上げることの難しさ。ああ俺なんかまだまだ勉強だと思いました。

▲このページのトップに戻る